DDNS
■DDNSについて
インターネットでは接続されるすべてのホストに世界的に管理されたグローバルIPアドレスが割り当てられています。

インターネットサービスプロバイダにダイヤルアップで接続している場合でも、インターネットサービスプロバイダが取得しているグローバルIPアドレス範囲の中からひとつが貸与されています。
ルータを使って接続している場合でも、ルータに付与されたひとつのグローバルIPアドレスをルータの内側にあるパソコンが共有して使っています。(このような使い方をNATと呼びます)
インターネットサービスプロバイダから貸与されるグローバルIPアドレスはインターネットサービスプロバイダに再接続するたびに変化します。
固定IPにすることもできますが、通常、有料(数千円程度)です。

ダイヤルアップ接続しているパソコンにインターネットを経由して接続するには、接続元から接続先を特定するために接続先のグローバルIPアドレスを知っていることが必要です。
グローバルIPアドレスを知るには、グローバルIPアドレスを表示するWEBサイトにアクセスする方法があります。
表示されたグローバルIPアドレスをメモしておき、、実際に接続元に行った際は、メモしておいたグローバルIPアドレスを使って接続することができます。
しかし、グローバルIPアドレスはインターネットサービスプロバイダに再接続すると変化してしまいますし、接続したままにしていたとしても、一定である保証はありません。
そこで、接続元に居ながら接続先の最新のグローバルIPアドレスを知る方法が必要になります。

DDNS(DynamicDNS)というサービスを利用すれば、接続元から接続先の最新のグローバルIPアドレスを知ることができるようになります。
DDNSのサーバはインターネット上にあり、接続先からも接続元からもアクセスできます。
接続先はDDNSのサーバにグローバルIPアドレスを登録し、接続元はDDNSのサーバにアクセスしてグローバルIPを取得します。
DDNSはインターネットサービスプロバイダが会員向けにサービスしていることもありますし、有料/無料のDDNSサービスを提供しているところもあります。
以下のWEBサイトは無料でDDNSのサービスをしている一例です。
ダイナミックDNSサービス CyberGate
無料・ダイナミックDNS(DDNS)サービス - ieServer.Net
miniDNS.net
□DiCEでグローバルIPアドレスを自動更新
接続先からはDDNSサービスのWEBサイトにアクセスしてグローバルIPアドレスを更新するのですが、自動的に更新してくれるDiCEという有名なソフトウェアがあります。
DiCE DynamicDNS Client (自宅でインターネットサーバー)
DiCEは定期的にグローバルIPアドレスの更新をすることができる他、グローバルIPアドレスが変化した場合に更新するようにもできます。
DDNSを、FuroshikiWorkエージェントの接続先に入力して使えば、ダイヤルアップ接続する自宅へ接続することができるようになります。